蓮の成長日記①
前々から境内に蓮の華があれば良いなと思っていたところ、杉並の長善寺さんから蓮根をわけて頂けると連絡が入り、早速お伺いしました。
毎年お彼岸の中日を過ぎると植え替えをするとのことで、伺ったのですが、長善寺さんの境内には蓮の鉢が100以上!!簡単に植え替えるといっても重労働です。
伺った時も植え替えの真っ最中で皆さん、まさにドロだらけで蓮根と格闘?していました。
こんなに沢山あるのなら「池でも作ってまとめて植えたほうが良いのでは?」の言葉に、「一つ一つ種類があるので、それは無理」とのご返答。なるほど・・・・・。
帰り道に鉢を購入し意気揚々と寺に戻る。直径45cm深さ36cmの大二つと直径30センチ深さ24cmの小二つ。蓮の種類が違うので大小と分けたが、大はもう少し大きくても良いと後から指摘される。
土は田土が一番良いのだそうだが、ここは新宿・・・。田んぼどころか、ただの土だって多くは無い。ということで長善寺さんに土まで頂いてしまいました。田土以外ではこれが一番だそうです。
早速水を入れて練ってみると、これまた楽しい(*^。^*)!!。昔は良くこんな遊びをした。世田谷区の二子玉川近辺で生まれ育ったので周りは結構自然が多かった。今でこそオシャレな街と、もてはやされているが、子供の頃は今の高島屋が建っている付近には田んぼが広がり、蛙がゲロゲロ鳴いていた。多摩川で魚釣りをしたり、近くの沼でザリガニ捕りして遊んだ。魚釣りに飽きたら、落ちてる木で船を作りで東京湾を目指したこともあった(数メートルであえなく沈没・・・)。沼でのザリガニ捕りはドロ遊びになり、足を怪我して破傷風の予防注射を打たれた(T_T)。家の裏には清水が湧いていてヤゴや沢蟹を捕まえて遊んだり、縁の下の蟻地獄にアリをご馳走した・・・ナム~・・・・。ヤゴが育つとトンボになり、蟻地獄はカゲロウになることを知った。懐かしいやらチョット寂しいやら・・・。
話はもどるが、長善寺さんから電話があり、良い土が余ったので持って来てくれるとのこと(なにから、なにまで有難いです)。したがって土を練るときは水を少なめに練ったほうが良いと連絡が入った。水が少ないせいか、初めのうちは楽しかったドロ遊びも粘土質の土の反撃が始まる。ネバネバ、重い・・・。それと土の塊は砕いた方が良いのだそうが、これがかなり堅い。所詮土と思っていたが金槌で叩かないとどうにもならない・・・。
悪戦苦闘しているところに長善寺さんが来てくれた ε=Σ( ̄ )ホッ。さすがに慣れた手つきでどんどん作業が進む。
分けて頂いた蓮根。大きいの二つと小さいの二つ。小さいほうは茶碗蓮という種類だそうだ。名前は茶碗蓮だが当然茶碗に入るほど小さくはない。
10cmくらい鉢に土を入れ、上下を間違えないよう植える。でっまた10cm程土をかぶせる。
鉢を置く場所に移動して水を張ったら終了!!と言いたいところだが、やはりここは名前を付けた方が良いだろう。ウチの犬や猫にも勿論名前があるし、さらに愛着も湧くだろう。思い悩んだ結果、大1号・大2号・小1号・小2号と命名。これには時間がかかった・・・・。
というわけで、これで本当に終了!
作業工程を画像で全て残そうと思ってたのだが、ドロだらけの手ではカメラも握れず、料理番組の「こちらが完成品です」みたいになってしまいました(;´д`)トホホ。
蓮に大切なのは土と日当たりだそうです。
その後この場所は日当たりがあまり良くない事に気付き、移動するハメとなったのでした・・・腰が・・・。